天下人は商売上手!
NHKさかのぼり日本史(7) 戦国 富を制する者が天下を制す
- 作者: 小和田哲男
- 出版社/メーカー: NHK出版
- 発売日: 2012/02/23
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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三人の天下人をさかのぼる形で解説。経済学的な目線がおもしろかった。
徳川家康
鳴かぬなら鳴くまで待とうホトトギスの人。天下取ったのも70歳過ぎてから。何をしてたのかというとひたすら蓄財して豊臣家に散財させて絶対勝てるとこまで待った。蓄財の方法は秀吉に学ぶところが多く、才あれば誰でも雇う。
豊臣秀吉
鳴かせる人。人当たりがめっちゃいいのと検地で財の把握をしたりと金を稼ぐのが上手い。兵糧攻め中に宴会を開くレベル。
織田信長
殺す人。とにかく常識破りで、楽市楽座ってのは敵の侵入を許してしまうというデメリットがあったし兵農分離もめっちゃコストかかる。楽市楽座で稼ぐんだなあ。父の位牌に灰をぶっかけるほどなので既存の常識を嫌う人だったのかな。
応仁の乱
戦国時代で頭角を表すのは金をうまく稼げる人だった。まずは検地で把握。どんなこともまず自分の状況を把握することから始めよう。そして常識によって隠された効率を見つけよう。人当たりをよくして宴会を開こう。上手くやっている人の真似をしよう。焦らずじっくりと敵の外堀を埋めていこう。そうすれば天下を取れます。