読書
最近一気読みした本は村上春樹の騎士団長殺しですね。あれはおもしろかった。
いまは世界史の本と仏教の本を交互に読んでいる。釈徹宗さんの「お世話され上手」は宗教が持つ不合理な部分を紹介し、都市化された現代の内的時間の短さが社会を歪ませているという説。宗教は内的時間を伸ばす力があるそうだ。なんでもスピード速く行きてたらちょっとした凸凹もつらいですよね。
世界史は手始めに山川を読んだ。でもあれは概要がズラズラ書いてるだけで、急にマジャール人が追い出されても「誰だよ!?」という印象しかなかった。でもひとくちコラムは細かくてよかったな。
いまはマクニール先生の世界史を読んでいる。昔読んだ時は文章が難しくて全然読めなかったけど、今は読めてうれしい。説明が細かいので流れがわかる。マクニールの世界史を中高生向けに翻訳したらそれだけで世界史十分だと思うぞ。
精読と速読を使い分ける。マクニールは精読しないと理解できない。でもずっと精読してると閉塞感に襲われて続かなくなる。だから仏教の本の方は割りとわかりやすいのを選んで雑に読んでる。
小説がおもしろくない時は読むの辞めて結末だけ読む。おもしろくない新書はまず気になる章から読むようにしている。めっちゃおもしろい小説はあとがきを先に読むこともある。ブッダのことばっていう本は買ったけどパラパラめくるだけ。最初から最後まで丁寧に読むだけが読書じゃない、もっとテキトーに本読んでもいいと思う。
図書館はみなさんが流行りの小説しか借りないお陰で歴史書や宗教書はすぐ読める。