無気力にはワケがある?無気力の心理学
僕は大学3年生の時、無気力に襲われて授業にでなくなった。突然、やる気が無くなってしまい京都の鴨川でビールを飲みひたすらぼんやりする日々が一年続いた。その1年のお陰でなんとか4年の時に単位取りまくってなんとかなったけど、あの時ちゃんと休学でもしてればよかったのかなあ。
そんな経験があるのでタイトルに惹かれて読んだ本です。
臨床実験をもとに無気力の構成メカニズムが明らかになるんだけど
理由なく電気ショックを流される犬がかわいそうだろ!そんな本じゃないけどね笑
無気力になった犬を学習させて気力を復活させることもできるので安心した。
報酬がもらえると興味を失う場合もある。成績をつけると予告されると意欲が低下する。なぜなら自律性の感覚を失わせるのではないか。
"自己向上に伴う内的な充実感がないと、成功は外的な報酬になってしまい、自律性の感覚を失わせることにもなりやすい。"
理不尽な暴力からは弱者は逃げることができないので強制力のある介入と自己防衛の教育(嫌な奴と無理に仲良くしない等)が必要ですね。でも外部からじゃないと無気力から抜け出せない最悪のパターンがあるのは怖いですね。人生は運ゲーなの?
範馬刃牙とユング心理学と仏教
ユング心理学と仏教 (岩波現代文庫 〈心理療法〉コレクション V)
- 作者: 河合隼雄,河合俊雄
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2010/01/16
- メディア: 文庫
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ユング心理学といえば刃牙を思い出す。刃牙の父、範馬勇次郎は地上最強の生物である。彼が生まれた時、世界各国の首脳は同時にテレパシーのように危険を感じ、核武装に踏み切ったという。このテレパシーのような共時的な意思の発露をシンクロニシティという。
ユング心理学の権威、河合隼雄さんの講演をもとにした本。
河合さんが心理学者になった理由が面白い。戦時中子ども時代を過ごしたそうだが、軍国主義にはまったく馴染めなかった。そのことを医師の兄に手紙で相談すると「好きなことで国に貢献すればいい」と返事が来た。やっぱり頭のいい人達の方が柔軟な思考ができるのかなあ。
それで河合さんは戦後数学教師になる。そこで生徒から青春特有の悩み相談をよくされるようになる。必然的に心理学を学ぶようになり気がつけば心理学の講師になっていたそうだ!すご過ぎる…
軍国主義を嫌悪する影響で日本的な価値観に否定的になっていた。しかしアメリカへの留学で仏教に出会う。無意識を理解するプロセスと仏教の悟りに至るプロセスの相似を発見する。十牛図に似た絵を描くクライアントもいるほど!
精神病の治療は、医師が直してあげるという一方通行ではなく、共に禅問答を解く修行僧のごとくである。
でも、精神病院とかに「ユング心理学!」などデカデカと聞かないし、現在のユング心理学ってどうなってるんだろう?あんまり身近に感じないなぁ。
ラジオで相撲を聴いている
自己分析には誤差がある
おそ松さん19話の自意識ライジングの回。六つ子それぞれの自意識が球体として具現化するお話。
もし自分にも球体が見れたらどうなるかな。きっとその球体を拒否して変えようとするか、もしくはより球体らしく振舞うかも。
自己分析によって自分の性格にレッテルを貼った行動は、きっと本当の自分らしさじゃない。観測した時点で変わってしまうだろう。変わってしまうこと前提で自分と付き合っていこう。
足し算のラーメン引き算のラーメン
ラーメン屋には2種類ある。
足し算のラーメンと引き算のラーメンである。
足し算のラーメンは値段を高くして
原材料もたくさんぶっこみ情報沢山である。
行列のできるラーメン屋はだいたい足し算のラーメン。
引き算のラーメンは、値段が安い。
400円台のラーメン。
価格を抑えるため原価も最小限に抑えているため
味はシンプルで気軽に食べに行ける。
おれは引き算のラーメンが好きだな。